金魚の飼い方

病気について

※病気の詳細が記載されていますが、こちらのページは更新しませんので、詳細については病気の治療で確認してください。

基本は日々の管理をしっかりし病気にしない事ですが、 うっかりしてしまった時や金魚の飼育を始めたばかりの時は病気にしてしまう事があるかと思います

病気にしてしまった所はどうするかを何回かに別けてかいて見たいと思います ただし病気の治療に関しては状況により最善の対応方法は様々であり一概には言えません、ここに書く方法は対処方法の1つで、 最善の方法は飼育者が状況を見て判断して下さい

病気治療の近道は早期発見、早期治療に着きます。日々良く観察しつ早く発見して早く治療を開始する様にしましょう。

観察は以下の事に注意します ・体表に何か付いている ・血が出ている ・鰓の動きがおかしい ・目がでてきた ・ウロコがはがれた ・ヒレの端が白くふやけていたり、減っている ・口が白くふやけていり ・腹が膨れている ・挙動がおかしい(暴れる、体を擦り付ける、動かない、ひっくり返る等)

上記は一例ですが、病気の初期は何らかの変化があると思いますので、注意して観察しましょう

ここ迄読んだ方は病気を持ち込む事はあまりないと思いますので、病気になる原因の多くは水質の悪化が原因の事が多いと思います 実際飼育相談される方の多くは水質の悪化がきっかけだと思われます

なので、病気かなと思ったら最低以下の事を、まず実施されるといいかなと思います ・多めに水換えして水質を改善する(半分から2/3ぐらいがいいと思います、弱っている場合は水質を急激に変化させると良くありませんので、 水を入れる時間を長くするといいかなと思います) ・濃度0.6%前後での食塩浴(濃度0.5%から0.7%ぐらいがいいかなと思います) ・絶食(治療中の餌やりはベテランの人でも難しいので自信がないなら絶対やめましょう。かわいそうと言う理由なら尚更です。 1ヶ月程度の絶食では稚魚でもなければ大丈夫ですし、1週間ぐらいでしたら逆に調子良いぐらいです)

上記の事は怪しいな?と思った時点で実施していいと思います

また食塩浴の濃度は濃度0.6%だと水1リットルに大して6グラムの割合で溶かします 60センチ水槽の場合は水量が57リットルぐらいなので342グラムです。あまりに多いと驚くと思います 溶かす塩はあら塩や塩化ナトリウム99%等の食塩がいいです 味付けされた塩はダメですのでご注意下さい。塩はニガリが入っているあら塩がいいそうですが、未検証です。 個人的には安いと言う理由で精製塩を使う事が多いですが、少なくともニガリが入っていて悪いとも思えませんし、 使って見て悪い結果にはなりませんでしたので、あら塩等を使ってみるのもいいかも知れません

怪しいと思った時の対処方法は前回書きましたが、病気かな?と思った時は病気の金魚を隔離して治療するのが良いと思います 病気じゃない金魚と病気の金魚を一緒にするのは感染すり機会を増やす事になります ただし元気でも既に感染している可能性が有りますので一緒に治療してしまうと言う考え方も有りますので、 その時の状況により判断されるといいかなと思います

病気の治療は基本的に飼育容器以外の別の容器で行うのが理想かなと思います 治療に必要な薬品の投入により濾過機能に大きなダメージを与えり可能性がありますし、薬品によっては水槽に色が着きます また隔離する容器は出来るだけ水量の多い物が良いです 水量が2リットルや3リットル等の少ない水量では治療中に水質を悪化させてしまい、治療が難しい物になると思います

病気の金魚を隔離して治療しましが、まず何の病気に感染しているのか判断して下さい。病気の治療はここから始まります

治療は上に書きました、食塩浴と絶食を基本として、そこに病気毎の治療方法を追加するのが基本かなと思います もしかしたら我流かも知れませんが..

金魚の病気ですが、大きく別けて以下の種類があるかなと思います

・カビによる物 ・寄生虫による物 ・細菌による物 ・金魚自身の問題による物

大きく別けてこんな感じかなと思います

しばらく良くかかる病気の対処方法を書いてみたいと思います 以降の治療方法は今まで書いた基本以外の追加部分に付いて書きますので、水質改善、食塩浴、絶食した上に行う前提で書きます また、病気の治療は半端に止めると再発しますので完治するまで継続します、 完治の判断は症状がなくなってからしばらく再発しない事が確認できてたらと考えています。しばらくの時間は難しいですが、 個人的には1週間を目処にしています、人によっては1ヶ月と言う人もいます また尾ぐされ病の場合は尾が完全に再生するまではかなりの時間がかかる、または完全に再生しないので、 端が白くふやけた感じがなくなり尾の再生が始まったら完治したと判断しています

良くかかる病気の一番はこれかなと思います

病名白点病
症状金魚の体表に白い点がつきます。点は1ミリ弱と比較的大きく、目で容易に確認出来ます。白い点はかなりまんまるです
原因白点虫と言う虫が金魚に付いて発症します。白点虫自体がいるからと言って必ず発症する訳ではない様で、水質悪化や金魚の体力の低下等の引き金があって発症する様に思います。
特に水質悪化が引き金になる事が多いので日頃の水質管理に注意しましょう。
またエアコン等で水温の低下が急激に起こる場合も発症しやすいので注意しましょう。
治療白点虫は一度金魚から離れてから、増えてまた金魚に着くと言う事を繰り返す様です。
ただし水質が27度以上だと金魚に着けない様です
1.性質を利用してヒーターを使います。水温を28から29どぐらいで治療します
2.薬品を使用して治療します。薬品は色素材を使うと良いかなと思います。メチレンブルーが安くていいかなと思います。
色素材と言うぐらいで色々な物に色が付き取れない場合が多いので、ご注意下さい。他にはグリーンF等が良く使います。
もちろん他の薬品もあります。また1と併用すると効果が高いです

白点病の他には尾ぐされ病が多いかなと思います


病名尾ぐされ病
症状金魚のヒレの端から溶けて減って行きます。あまり減ってしまうと再生しない場合もありますので、出来るだけ早めに対応しましょう
原因細菌性の病気で、主に水質の悪化が原因の場合が多いと思います。
細菌以外では飼育水のPHが酸性やアルカリ性に偏ると同じ様な症状になります。PHの変化は水槽内に入っている物でも変化すり場合があります。コンクリート、珊瑚、石灰岩や大理石なんかがPHに大きく影響する様です。
治療PHが問題の場合は原因の物を水槽から出し大量に水換えします。
それ以外は、経験的に水質を改善するだけで治る場合が多いかなと思います
水換えでダメなら薬品による治療を実施します
薬品は細菌性の病気に効果がある薬品を使います
経験的にオキソリン酸が主成分のパラザンDやグリーンFゴールドリキッド(顆粒じゃない方)が良さそうに思います
他にはトロピカルゴールドやエルバーシュエースを使用して効果がありました

白点病、尾ぐされ病の他には鰓ぐされ病が多いかなと思います 鰓ぐされ病は白点病、尾ぐされ病と比べると発症から死んでしまう迄の期間が短いですので、早急発見、早期対応が出来る様にしましょう


病名鰓ぐされ病
症状金魚の鰓の中が白くなったり腫れたりします
鰓に細菌が感染して起こりますが、進行すると呼吸困難で死んでしまいます
原因細菌性の病気で、主に水質の悪化が原因の場合が多いと思います。細菌自体は尾ぐされ病と同じで、感染した部位が違う病気です
治療治療は尾ぐされ病と同じ感じで、水質を改善し薬品による治療を実施します
薬品は細菌性の病気に効果がある薬品を使います
経験的にオキソリン酸が主成分のパラザンDやグリーンFゴールドリキッド(顆粒じゃない方)が良さそうに思います
他にはトロピカルゴールドやエルバーシュエースを使用して効果がありました
進行が早いので、尾ぐされ病と違い薬品を使用して早く治した方がいいのではないかと思います


病名水カビ病
症状金魚の体の表面に白いカビの様な物が着きます
カビの様と書いてありますが、実際カビです
原因体表の怪我等の傷に感染します。怪我等の傷を作らない様に注意しましょう
また傷が出来た場合には水質を良く保ち、濃度0.6%前後での食塩浴やメチレンブルー等の薬品を使用して予防すると良いでしょう
治療水質を良く保ち濃度0.6%前後での食塩浴とメチレンブルー等の色素材系の薬品で治療しましょう


病名白雲病
症状細菌性の病気で、金魚の体のの回りに白い雲の様な膜がはった様になります
実際には粘膜が大量に出ている様です。
水質を悪化させると発症しますので、水質の管理に注意しましょう
原因細菌が感染して発症しますが、多くの場合水質悪化が原因だと思います
治療水質を良く保ち濃度0.6%前後での食塩浴でほとんどの場合、治ると思います


病名赤斑病
症状金魚の体の表面やヒレから血がにじんだ様になり出血します
原因細菌が感染して起こります。基本的に水質の悪化等により発症します
治療軽度の場合水質を改善するだけで治るかなと思います
重度の場合は薬品による治療を併用します。使用する薬品は細菌性の病気に効く薬品を使用します。
オキソリン酸系等が良いでしょう


病名消化不良
症状金魚のフンは「金魚のフン」と言うぐらいで細長い事が多いです。
フンが切れ切れになったり気泡が混ざった白いフンの場合は消化不良の疑いが強いです。
金魚の消化不良は人間の場合と違い転覆病になったりして、最悪死なせてしまいますので要注意です。
原因水質が悪かったり、餌が古かったりする場合もありますし、餌やり後に水温を下げたりすると変温動物の金魚は消化できなくなり消化不良になります、基本的には餌やり後は水温を下げない様にします。
午後の遅い時間に餌をやると餌やり後な水温が下がりますので避けた方がいいでしょう
また水温の低い秋から冬にかけては気温の高い時期より消化に時期がかかりますので、早い時間にするか量を減らすといいかなと思います
治療水質が悪い場合は水質を良くして絶食で様子を見ます。また餌が古い場合は治った後に餌を新しい物にしましょう


病名転覆病
症状金魚が斜めになったり、ひっくり返ったり、水面に浮いたまま沈めなかったり、水底から浮き上がれなかったりします
原因以下の様な色々な原因があります
・良くあるのが消化不良による物です
・病気等で体力が低下して姿勢が保てない
・体型による物(丸い金魚に多いですが、体のバランスが悪くてバランスがうまくとれない)
・浮き袋の病気
・内臓の病気
治療消化不良の場合は軽度のうちは餌を食べると調子が悪くなりますので分かると思いますので、消化不良を治療します
体力の低下の場合には原因を治療します
体型による場合は治療出来ないと思います。太り過ぎが原因の場合は餌の量を減らしてダイエットすれば、もしかしたら改善するかも知れません
・浮き袋に問題ある場合は、判断が難しいですが、上に書いた理由に当てはまらない場合、可能性があると思います。
ただこの場合の治療は出来ませんので、個性と割り切るしかないかなと思います


病名イカり虫
症状金魚の体にイカリ虫と言う寄生虫が付きます
イカリ虫の形状は1センチ前後の半透明で細長くて金魚に付いている側が二股に分かれています
原因基本的に水槽内で自然発生は無いと思いますので、外部から持ち込んだと思って良いかなと思います
治療手やピンセット等で取り除きます
傷からの感染予防に水質を良く保ち濃度0.6%前後での食塩浴を実施します
心配なら更にメチレンブルー等の薬浴を併用するといいでしょう


病名ウオジラミ
症状金魚の体にウオジラミと言う寄生虫が付きます
ウオジラミの形状は1センチ前後の半透明で薄い円形の寄生虫です
原因基本的に水槽内で自然発生は無いと思いますので、外部から持ち込んだと思って良いかなと思います
治療手やピンセット等で取り除きます
傷からの感染予防に水質を良く保ち濃度0.6%前後での食塩浴を実施します
心配なら更にメチレンブルー等の薬浴を併用するといいでしょう


ここ迄で良く聞く病気について書きました

使用する薬品は個人的に良く使用する薬品名を書きましたが、これにこだわる必要は無いと思いますので 購入しやすかったり、使いやすい薬品を使えばいいでしょう

一般的な薬品名と成分、使い方等は皆さんの協力を得まして金魚データベースにまとめてあります

個人的には水質改善と食塩浴で治しますが使用する時はこんな使い分けをしています ・水カビ病、白点病  メチレンブルー ・尾ぐされ病、鰓ぐされ病、赤斑病  軽度:エルバージュ  重度:パラザンD ・金魚導入時のトリートメント  エルバージュ

薬品の種類については、多少理由があり メチレンブルーは単純に安いからです、同じ目的なら安い方がいいかなと思います

またエルバージュについては100グラム単位で大量に購入したのがいまだにあるからだったりします

パラザンDについては最初に使った時に計るのが楽だったからでした。これはオキソリン酸であればどれでもいいかなと思いますので、 グリーンFゴールドリキッドでもいいかなと思います ただり同じグリーンFゴールドでも顆粒は成分が違います 他にはトロピカルゴールドも持っていますが、使ってみた感じかなり効く様に思います 細菌性の病気の薬品ですが、メチレンブルーブルーも入っているので、オールマイティーな感じですが、 気分的に最後の手段と言う感じで使っています

色々書いて来ましたが、病気にしないのが一番です。病気にしないには日々の水質管理と病気を持ち込まないと言う事が実践できれば、 病気にする事が極端に減ると思います また病気にしてしまった時は早期に発見して、出きるだけ早く病気に合った対処を始めましょう。 悪化させてしまうと、治療が極端に難しくなります

また薬品は、メチレンブルーはほとんど副作用が無いと聞きますが、細菌性の薬品は比較的強い物が多い様ですので、 あまりに長期に渡り使用するのは良く無いと思います 薬品は必要ある場合は迷わず使った方が良いと考えますかが、出来るだけ短期間の使用に出来る様にしたいです ただし治りきらない内にやめるのは、再発して再度治療する事になると意味がありますので、 使用するならしっかり使った方がいいと思います 薬品の使用期間ですが、個人的には2から3週間以内にする様にしています。


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Last-modified: 2020-06-25 (木) 11:17:12