鱗が逆立ち身体がふくれ上がりパールのような感じになります。ただ、パールと違い鱗の立ち方が不自然です。
すぐに死んでしまうようなことはありませんが、慢性化しやすく治療が困難であるため厄介な病気です。
一般的にはエロモナス菌が体内に入り込みおこると言われていますが実際にはっきりした原因は解っていません。
便秘になると同じような症状を起こすようです。
(※)水質悪化を解消する為に水替えは必須です。
(1)1%食塩水による薬浴
(いきなり1%にはせず0,6%程度から徐々に濃度を上げていく)
(2)薬品による薬浴
1.パラザンD
2.グリーンFゴールド
3.エルバージュ
(3)経口投与
これはえさに薬を混ぜ与えるものです、薬が直接身体に入るので効果的であるとされています。
(2)で紹介した薬品をえさに混ぜますが、パラザンDのような液体のものはえさを原液に浸して乾燥させます、 粉末のものは高濃度の液を作り同じようにえさを浸して乾燥させます。
薬として与えますので沢山作る必要はありません、1日に3〜4粒も与えれば十分だと思います。
注)2)と3)の併用する場合には、同一成分の薬品の使用はさけた方が無難(薬品濃度が高くなる為?)と思われます。
水質が悪化するとおこりやすいので水質の保全に努めましょう。
また、水温の急激な変化は体調を壊すので避けてください。
ここで紹介した治療法はエロモナス菌が原因の場合に効果的な治療法です。
他の原因の場合には効果は期待できません。
他の原因の場合であっても水を常に清潔に保ち1%食塩水で薬浴させればそれなりの効果が有るようです。
治療中鱗の逆立ちが治っても、後最低1週間は薬浴を続ける方が無難です慢性化を少しでも防げます。